6月 2018Archive

闇金に玄関ドアに張り紙するなどの嫌がらせを受けた時の対処方法

闇金による嫌がらせの手口

闇金は不当な金利で利用者を経済的に困窮させるだけではなく、返済が滞るなどのトラブルが発生するとさまざまな嫌がらせをして来ます。嫌がらせの種類は、すぐに警察を呼んで対応してもらわなくてはならないものから、自宅のドアに張り紙をするなど多くの手口があります。張り紙のような簡単なものでも、金を返せなど乱暴な内容の張り紙がドアにあったら驚いてしまう人が少なくありません。大人でも驚いてしまうのですから、小さなお子さんや事情を良く知らない家族が見たら、大きなショックを受けます。映画や小説のようにドア一面に張り紙がされていなくても、一枚だけも大きな影響を与える可能性を持っている点に注意しなくてはなりません。大抵張り紙は家族以外にも見えるように目立つように張られていますから、近くの住民にもお金に関するトラブルが発生していることを知られてしまいます。そうなると悪い噂が付近に広まって、今までは普通に接してくれていた人でもとばっちりを受けないように、付き合いを遠慮する人でも出て来ます。他人に気付かれないように張り紙を処分した積りでも、予想外に多くの人に見られているものです。

なかなか警察は動いてくれない

こうした行為は、当然法律にも触れる可能性の高いことではありますが、警察に相談するだけでは問題を解決するのが難しいのが現実です。闇金からお金を借りて支払いが滞っている状況と張り紙に書かれている内容とを照らし合わせれば、闇金業者が張り紙をしたと考えるのが当然ですが、誰が張り紙をしたのかが明確となる証拠がないと闇金業者を犯人とする訳には行きません。張り紙をしたのは闇金業者だろうと決め付けたいところですが、闇金業者自身が張り紙をせずにお金を貸している人に張り紙をさせるケースも多いので注意を要します。同じように闇金からお金を借りて返済できずに困っている人に、張り紙をすれば返済を待ってやるなどと持ち掛けるのです。何故同じ立場の被害者が張り紙などするようかと疑問を持つ人もいるでしょうが、長期間闇金に苦しむと正常な思考をするのが難しくなって何でも業者の言いなりになってしまう人も少なくありません。直接関係のない人に張り紙をさせることは、闇金業者のリスクを減らし手間を省くのに役立ちます。業者以外の人が張り紙をするケースだと警察が調べても闇金業者の責任を追及するのが難しくなって、問題を解決のするのが遠のいてしまいます。そもそも、張り紙をされただけでは警察が動いてくれる可能性も低いので、問題を解決するには別の方法を考えなくてはなりません。闇金関連の問題を解決する場合は警察に相談する他に、弁護士に相談することも検討するべきです。弁護士は警察のように闇金業者を取り調べて逮捕するといったようなことはできませんが、法律に基づいた適切な処理や業者との話し合いなどによってトラブルを解決する手助けをしてくれます。実際に闇金問題を解決するために、数多くの人たちが弁護士に依頼しています。

弁護士なら素早い対応が期待できる

そのため、闇金問題を解決するためには、早目に弁護士に相談するべきです。費用はかかるものの闇金に返済する金額に比べられ少額ですし、トラブルを解決して経済的にも立て直しを図ることを優先しなくてはなりません。張り紙などは見付けて破り捨ててしまえば問題ないと考える人もいますが、闇金の嫌がらせは張り紙だけに留まらずエスカレートする可能性が高いので、小さな嫌がらせの段階で対処しておくことが大切です。嫌がらせの内容がひどくなるほどに家族などへの影響も大きくなりますし、弁護士や警察が対応するのも大変になってしまいます。お金を借りて返さなかったのだから少し位の嫌がらせは我慢しなくてはと考えずに、今後のことも考えてすぐに弁護士に相談する必要があります。

ただし、闇金問題を相談する時は弁護士なら誰でも良い訳ではなく、闇金に強い弁護士に選ばなくてはなりません。弁護士といっても全員が闇金問題に詳しい訳ではなく、会社の法務を専門にする人や相続に強いなど各自得意な分野を持っていますから、闇金に関する相談は闇金問題に強い弁護士に依頼するのが一番です。問題を解決して来た実績が豊富な弁護士なら、短期間で問題を解決してくれる可能性があります。仕事が欲しいために闇金問題を解決したことがなくても依頼を受けようとする弁護士もいますから、今までどのよう闇金問題を解決して来たのかを確かめておかなくてはなりません。闇金問題を手掛けたことがなかったり実績が少ないと、解決するのに手間取ったり時間が掛かってしまうことになります。弁護士事務所のホームページ上で手掛けて来た依頼の内容を確認したり、直接会って話をする時に今まででの実績をより詳しく聞くなどしておく必要があります。問題が大きくなったりした時などは、とにかく弁護士に依頼して解決したいと思ってしまいますが、そこは落ち着いて相談するのに相応しい弁護士を探さなくてはなりません。